webカメラが余っていたら防犯カメラに使いましょう
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防犯カメラというと、10万円以上する防犯システムやセキュリティ会社との契約が必要だと考えている人も多いでしょう。確かに、専用の防犯カメラやセキュリティ契約は、さすがに専門の領域なだけあって痒いところに手が届く機能が豊富です。しかし、値段が高くて手を出せないという人も多いのではないでしょうか。旅行に行く時だけペットの安否が気になる場合や、小さな子供がいる家庭で「少しだけ買い物に行きたいけど、せっかく寝ているから起こしたくない」という場合など、ピンポイントに使用したいシーンが誰にでもあるはずです。この、たまに発生する「どうしても家を空けなければいけないとき」のための監視カメラとして、スカイプを利用することをお勧めします。もちろん、最近では無料アプリや専用のフリーソフトなども出回っていますが、通信の安定性や使い勝手の面では、既にビデオチャットツールとして商用でも広く普及しているSkypeに勝る利便性はありません。
出先から監視するだけならスカイプで十分

用意するものは、監視カメラ用の「webカメラ付PC」と、外出先からモニタするためのスマホです。webカメラ付PCでなくても、古いスマホでもOKです。要するに、スカイプをインストールできる端末が2台あれば良いのです。
まず、両方の端末にスカイプをそれぞれインストールします。その際、それぞれのメールアドレスが必要になります。もしなければGメールなどのフリーメールを取得しておくとよいでしょう。
そして、外出前に自宅に置いておく方のスカイプ端末をオンライン状態にしておき、外出先からつなげるだけです。専用の防犯カメラだと、設定項目が非常に多く、素人では面倒に感じるかもしれませんが、スカイプであればインストールするだけなので簡単です。
スカイプでは録画機能がない

ただし、スカイプにも弱点があります。それは、専用のアプリではないだけに、録画機能が備わっていないことです。もし録画機能を求めるのであれば、ビデオキャプチャーツールを別途インストールしておくか、専用のソフトを使うことになりますが、安否の確認だけであればスカイプでも十分に事足りるはずです。実際、スカイプを監視カメラの代用としている人は多く、webで検索するとその設定手順が沢山ヒットします。