女性にとっては結婚式と同じくらい重要なイベント「成人式」

毎年1月には各地で成人式が行われます。二十歳を迎える女性は、この日のために1年以上も前から準備を進めており、彼氏の立場であれば、普段と違う魅力的な彼女の姿を見られるイベントですが、20歳の娘をもつ父親としては、出費の面でも、交際関係についても色々と心配事が増えてくる時期ではないでしょうか。また、成人式は、男性にとっては「単なる同窓会」程度の認識だったかもしれませんが、女性にとっては一生に一度のイベントです。ここでは、世間の「新成人女性」はどんな思いで振袖を着るのか、女性からのエピソードを紹介したいと思います。
ビル風の悲劇(22歳女性)

珍しく大雪になってしまった成人式。 横浜アリーナまでは問題なく、髪の毛も、振袖もきれいな着付けのまま。化粧も崩れておらず、式典も無事終了。懐かしい顔との再会も済ませ、DOCKYARD GARDEN内のレストランで、お祝いしてくれる為に待っていてくれている友達たちのもとへ移動中に悲劇が・・・。「みなとみらい」って、風が凄いんですよね。動く歩道は雪と、突風が吹き荒れる、凄まじい環境でした。 何とか、ランドマークタワーにたどり着いたころには、髪はぐちゃぐちゃ、髪留めは飛ばされていくつか無くなり、振袖には雪がつもり、着付けも先ほどまでのキレイさが無くなっていましせっかくの振袖姿が台無しになった苦い思い出でした。
昨年は姪が成人式でした(27歳女性)

私の膝にちょこんと座って、アンパンマンを観ていた姪が昨年成人式でした。「いや~、あのなーちゃんが成人式とは、おばちゃんちょっと泣けて来たよ」と、ある意味いい距離感で部外者の私は、なーちゃんの成人、めでたいなあ。と麗しくただそれだけ思っていたのです。いたのですが、その1年前くらいでしょうか、振袖選びで姉&その義母がバトっていたとは…。当のなーちゃんは、振袖買う位なら「短大の卒業旅行ヨーロッパ行かせて!」と言ったとか。現実的ですね。古典柄を推す義母、白地に百合だかバラだか近代柄を推す姉。本人のどっちでもいいよ~。の一言で総絞りの貸衣装になったのはハテナでしたが、お高い総絞りのレンタルが格安だったんですって。
売ってしまった振袖(26歳女性)

成人式の3カ月前に友達と振袖を買った。1年間バイトして貯めて友達と一緒に成人式用の振袖を買う約束をして百万円貯めて振袖買った。今思えば、すごいなぁと思います。家が貧乏だったので振袖を買ってもらえないだろうしかりるお金もない為どうしても欲しくてその当時は、がむしゃらにバイトしてお金を貯めた。若いとなんでもできるんですね。今思えば、レンタルして貯金すればよかったと思います。3年後お金に困り百万円で買った振袖一式を3万円で質屋でお金を借り流してしまいました。虚しいです。
レンタルにしてよかった(51才女性)

四年前、娘の成人式のため、振袖を購入するか、レンタルするかで話し合い、着物大好きな娘が「購入したら、そればかり着なきゃいけなくなるから」とレンタルを希望しました。 安く済んで良かったと胸を撫で下ろしたと反面、親の懐具合を気にしてくれてのではと、心苦しいところもあり、着付けや小物にはお金をかけようと決めました。 前撮りには問題なく、熟練の着付けの先生2人による時間をかけたメイクと着付けのおかげで素晴らしい写真が撮れましたが、当日の流れ作業の雑さには驚きました。 一度座っただけで着崩れたことと、当日の大雨で、手入れの必要のないレンタルにしていて良かったと思いました。