フォームの間違い
筋トレはフォームが9割とも言われています。間違ったフォームでいくらトレーニングをしても効果がないどころか関節を痛めたりと、逆効果にすらつながります。例えば、腕立て伏せのフォームひとつをとっても、正しいフォームで出来ている人は意外と少ないものです。腕立て伏せでは、体幹が一直線にキープ出来ているかどうかなど、チェックするべき項目はいくつもあります。また、スクワットであれば、肩幅くらいに足を開いて立ち、上下運動する際に、膝が内側に入ったり外側に広がったりしない様に気を遣う必要があります。一つ一つのフォームをチェックし、正しく出来るようになってこそ、はじめて効果が表れるものです。
自分に合った負荷をかけていない
ダンベルを使ったトレーニングをしている人によく見られる光景ですが、50回でも100回でもこなせる重量では全く意味がありません。また、速く動かせることを得意げに披露する人もいますが、これも負荷がしっかりとかかっていないため、効果がありません。
筋トレで最適な負荷というのは、例えばダンベルカールであれば、20回くらいをギリギリ持ち上げられる程度の重量が最適と言われています。重すぎて2~3回しか上がらない様であれば、回数が足りないため十分な負荷を与えることができません。持ち上げるものの重量は、「軽すぎず重すぎず」が原則です。
鍛える部位を意識していない
フォームや負荷が最適であるにもかかわらず、いまいち筋トレ効果が出ない人は「今自分はどこを鍛えているのか」を意識してみることをお勧めします。フォームが正しくても、漠然と身体を動かしているのと、負荷がかかる部位を意識しているのとでは、筋トレ効果に微妙な差が出ます。
動かすスピードが速すぎる
どんな筋トレメニューも早く動かすことで楽に感じる場合があります。映画やドラマなどでは、とてつもなく早いスピードで腕立て伏せをするシーンを見かけますが、負荷をかけるにあたっては「ゆっくりと動かす」のが基本となります。また、早く動かすと、「フォームが崩れる」というデメリットもあるため、全身のフォームをしっかりと見直し、自分はどんな姿勢かを意識しながら行うのがポイントです。