アルギニンはアミノ酸の一種

普段から精力サプリメントの類を利用している人は、成分に「アルギニン」や「シトルリン」が含まれているかどうかで購入判断をすることがあるかと思います。
既にこの単語を知っている人は、精力増強について詳しい人かもしれません。人間の体の維持に必要なアミノ酸という栄養素がありますが、そのうち、体内で自製できないものや自製できても少ないものは外部から取り込む必要があるため、必須アミノ酸と呼ばれています。
アルギニンもシトルリンも、この「アミノ酸」の一つですが、必須ではありません。知っている人も多いかもしれませんが、筋肉の増量や精力の増強にはタンパク質が必要です。そして、そのタンパク質を形成するのがアミノ酸です。タンパク質の部品とも言えるでしょう。
アルギニンのもつ効果

アルギニンは精力剤だけではなく栄養ドリンクにも多く含まれているため、疲労を回復する効果があることでも知られています。
成長ホルモンの分泌を促したり、血流を改善したり、精神を安定させる効果もあります。
また、アルギニンには、白血球の働きを活性化させる効果もあり、これによって免疫力が高まるという効能もあり、病気に強くなるアミノ酸としても有名です。そのほか、コラーゲンの生成も促進するので、女性のアンチエイジングにも用いられることが増えてきました。
アルギニンを多く含む食材

アルギニンは、牛肉や卵、ピーナッツ、エビやイカなどにも多く含まれています。どれもが日本人にとって馴染みのある食品ばかりです。ただし、栄養価が高いため、摂りすぎてもコレステロールを増やす原因となるので、結局はバランスの取れた食事が前提となります。
アルギニンをサプリで摂取するのはオススメできない

では、ドラッグストアやネット通販でも沢山の種類を見かけるサプリメントでアルギニンを補うという選択肢も考えられますが、実は、アルギニンというのは経口摂取での吸収率が非常に悪く、サプリメントでアルギニンを摂ることはあまり効率的ではないのです。
オススメは、アルギニンへ変換される「シトルリン」の摂取です。アルギニンの材料ともいえるシトルリンは、吸収率も良く、変換されたときの量も、「アルギニンのサプリ」を摂った場合よりも多く体内に取り込められるとも言われています。