AVを情報源に間違ったセックスをする男性
女性が喜ぶセックスとはどんなものかと聞かれたとき、多くの男性はどう答えるでしょうか。また、そう答えた背景にある情報源は何でしょうか。ずばりAV(アダルトビデオ)ではないでしょうか。男性はAVという「あくまで男性が見たい映像」を情報源にしている以上、「女性が求める気持ちのいいセックス」を知っているとは言えません。「そんなことはない、自分は童貞でもないし、経験によって女性が喜ぶセックスを知っている」と主張する男性もいるでしょう。果たして本当にそうでしょうか。世の中には「凄テク自慢」の男性が沢山います。
一方で、「セックスが上手な男は一握りしかいない」という女性の声も存在します。このミスマッチはどこからくるのでしょうか。一つは、「9割の女性はセックスの最中、演技をしている」という事実からです。男性が女性に対して「不細工だな」と面と向かって言わない様に、女性もまた、男性に対して「この人、セックス下手だな」とは言わないものです。こうした女性の本音を見抜けない男性が本当に多いのも確かなのです。
なんちゃってドS
2000年代に入る以前は、SやMという言葉は、あくまで特殊性癖の人たちだけが使うマニアックな領域でした。しかしここ最近では、メディアが安易に「SやM」を用いる様になってから、多くの男女が本質をよく理解していないまま言葉の語感だけで「私はM」「俺はS」などと自称しているケースが目立つようになりました。こうした背景もあってか、女性が本当に白けているにもかかわらず、AVや漫画で仕入れた「言葉攻め」で内心呆れられているケースが増えています。
顔に射精する
男性の射精時に女性の顔にかける、いわゆる「顔射」はAVならではのシーンですが、これを本心で望む女性は少数です。メイクを直さなければいけなかったりと、女性にとってはデメリットしかなく、男性の征服欲を満たすだけの自己満足プレイでしかありません。