セックスレス夫婦の末路
たかがセックスレスと侮っている男性は多くいますが、実は、セックスレスは夫婦の間に深刻な危険をもたらす可能性を秘めていることをご存じでしょうか。夫婦がセックスレスとなる原因として、夫側の「精力減退」や「ED」、「夫婦生活がマンネリ化し、パートナーに性的魅力を感じなくなった」などなど、夫婦それぞれに、事情があるかと思います。
とは言え、もしパートナーがセックスレスを不満に感じていた場合、最悪の場合は離婚の理由として要件を満たし、裁判離婚の際には、慰謝料も請求される判例が多数あります。これは「民法770条」に「裁判上の離婚」という項目でも定められており、「夫婦関係の維持にはセックスは欠かせない」と裁判所も認めています。
しかし、それ以前に、円満な夫婦生活を送るためにもセックスレスは避けたいものです。ここでは、セックスレス解消のためにも、減退したパートナーの性欲を回復させるためのコツについて紹介します。
夫婦は長く一緒に生活していると、「勝負下着を履いてデートする」「相手を誘惑するようなファッションに身を包む」などの、セックスのためにあれこれと考える機会が減ります。マンネリ化して消化するだけのセックスしかしてこなかったのであれば、この「好みの服装や下着」をパートナーに着てもらってデートをすることから始めてみてはいかがでしょうか。また、下着や服装だけでなく、日常と違ったシチュエーションを取り入れることが重要で、「デートをしてからホテルへ行く」など、忘れかけていた刺激を加えることで、新鮮さを取り戻せるはずです。
セラピーと聞くと、何やら深刻なイメージがありますが、アメリカでは、夫婦関係を改善するためにセラピーを受けることは珍しくありません。特に日本人は昔から「大和魂」「根性」「うつは甘え」といった風潮があるため、心療内科やカウンセリングなど、「心のケア」に無頓着な傾向がありますが、実はセックスレスという問題は、夫婦という逃げられない人間関係の間にある「お互いへの不満」「自己評価の低さ」など、心の奥深い部分に根本的な解決策が眠っている場合が多いため、小手先のテクニックでどうにもならないのであれば、こうした夫婦セラピーがおすすめです。